「一月一日」
作詞 千家 尊福(せんげ たかとみ)
作曲 上 真行(うえ さねみち)
この曲の題名はいちげついちじつ又はいちがついちじつと読みます。
作詞者の千家さんは出雲大社の宮司。
80代出雲国造だそうです。
私は行ったことがないのですが、出雲大社神楽殿の東側に歌碑があるそうです。
この曲は私達の年代は学校で歌いませんでした。
でも聞いた事があり、知っているのは1964年〜2010年まで、47年間フジテレビで放送されていたバラエティ番組「新春かくし芸大会」のテーマソングで歌っていたからなんですね!
1番は
年のはじめの ためしとて
終りなき世の めでたさを
松竹たてて 門ごとに
祝う今日こそ 楽しけれ
この歌詞は多くの方がご存知ですよね!
「新春かくし芸大会」のテーマソングで歌われていた1番は耳に残っていらっしゃるのではないでしょうか。
1番の歌詞は
「年の初めの恒例の風習として、この天皇の御代が終りなく繁栄し続ける、めでたい願いを
門松を家々にたて並べ、ご近所みんなでお祝いをする今日は実に楽しいな」
明治26年に出来て以来、昭和20年の終戦をむかえるまで、正月元旦には全国の学校で歌われたそうです。
よく母が言ってました。「元旦の日は学校に行って君が代と一緒にこの歌を歌ったのよ。そしてお饅頭をもらって帰ってきたの」
お教室の方の中には同じ経験を持つ方がたくさんいらっしゃいます。お正月新しい洋服に着替えて学校に行ったそうです。
なので、そういう方たちにとってはこの歌はとても懐かしいそうです。
2番
初日のひかり さしいでて
四方に輝く けさの空
君がみかげに たぐえつつ
仰ぎ見るこそ 尊けれ
2番の歌詞は全く知りませんでした。
難しい歌詞で意味がよく分からないと思いました。
「一年の初めの朝の光が空に差し込んで、四方が曇りなく輝いているめでたい正月の空であることよ。この輝かしい空のありさまと天皇のお姿になぞられながらこうやってそらを仰いでみることは改めて天皇を称える尊い気持ちになることよ」
天皇制の時代が映し出されています。
昔は天皇陛下のお顔を拝顔する事は出来なかったそうです。
そういう時代があって今がある。
何でも排除してしまうのではなく、歌で伝えていきたい事もありますよね!
しかし!新春かくし芸大会がなくなって、この歌も消えてしまうのでしょうか。。。