2024年2月の歌「どこかで春が」

今月の歌

ハッピーシャワータイムの2024年2月の歌は、「どこかで春が」です。

「どこかで春が」
百田宗治 作詞 
草川 信 作曲

私はこの歌が大好きです!
短い歌詞の中にしみじみと春へ向かっていく味わいを感じて…
大正12年にできた曲です。

どこかで「春」が
生まれてる
どこかで水が
ながれだす

どこかで雲雀が
啼いている
どこかで芽の出る
音がする

山の三月
東風吹いて
どこかで「春」が
うまれてる

 

歌い出しの「どこかで 春が生まれてる」この歌詞になんだかときめいてしまうのは私だけでしょうか(笑)

「どこかで水が ながれ出す」
氷があるいは雪がとけて水になり、ちょろちょろと流がれ出している音まで想像してしまいます。

「どこかで雲雀が 啼いている」
この「啼く」と言う漢字に何か特別な作詞者の想い入れがあるのではないかと感じてしまいます。

「どこかで芽の出る 音がする」
芽の出る音ってどんな音でしょう?
私はトトロの映画の中に出てくる芽の出る音が即座に浮かんでしまうのですが、
これは作詞者に苦笑いされてしまうかもしれません。

「山の三月 東風吹いて」
以前「東風」がそよ風に変えられて歌われていたこの曲を聴いた時はすごくショックでした。
北風が段々東からの風に変わり、春の訪れを感じていきます。
「東風吹いて」はそれを感じられる素敵な言葉です。

「どこかで春が うまれてる」
どこで生まれるのでしょう…

 

段々季節感がなくなっている中で、古い童謡の中には当時の季節感や日本人の感性がたくさん詰まっています。
子供の頃には感じていなかった歌詞の意味。
大人になって今一度振り返ると、童謡は忘れていた感性を思い起こしてくれるような気にさえなります。

こんな古き良き童謡、歌い継いでいってほしいと切に願います。

日差しに春を感じる今日この頃、
さぁ!ひと足先に「どこかで春が」を歌いましょう♪

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