2024年9月の歌「とんぼのめがね」

今月の歌

ハッピーシャワータイムの2024年9月の歌は、「とんぼのめがね」です。

「とんぼのめがね」
額賀 誠志 作詞
平井康三郎 作曲

そろそろとんぼをみかける季節になりました。
とんぼを見かけると、ついこの歌が頭に浮かびます。
大好きな歌詞です。
いつでも子供の心にワープしてしまうような。
純粋無垢な気持ちが湧き上がってくるような。
心が故郷に帰っていくような。
単純な単純な言葉なのに、何か心の大切な想い出のような。

1. とんぼの めがねは
水いろ めがね
青いおそらを
とんだから とんだから

2. とんぼの めがねは
ぴか ぴか めがね
おてんとさまを
みてから みてたから

3. とんぼの めがねは
赤いろ めがね
夕焼雲を
とんだから とんだから

「おてんとさま」は 今は聞かれなくなった言葉ですね。
昔は悪いことをすると、お天道様が見ているなどといったものでした。

天地をつかさどり、全てを見通す、超自然の存在。
それを感じていたのでしょうか。。

今回は皆さんが大好きな「とんぼのめがね」その作者の額賀氏のこの曲に対する思いをお伝えしたいと思います。

福島県広野町の公式ホームページに以下の文面があります。
それをここにちょっと載せさせていただきました。
広野町ではセンター祭りで10月に「とんぼのめがね」を歌っているそうです!

2022年に書かれた公式ホームページの内容です。
タイトルは「子供の目を持ったお医者様 額賀誠志」と、言うものでした。

以下広野町公式ホームページより

皆さんはとんぼのめがねの舞台が当町であったことをご存知でしょうか?
「とんぼのめがね」作詞者の額賀誠志氏は
昭和12年当時無医村であった広野村に内科医院を開業していました。

この頃の先生は執筆活動を休んでいましたが、終戦後より活動を再開することになります。
下記は、その理由を額賀氏が情熱的に話をしていたときの言葉です。

『戦後、日本の子供たちは、楽しい夢を載せた歌を歌えなくなった。

子供が卑俗な流行歌を歌うのは、あたかも、タバコの吸い殻を拾って飲むのと同じような悲惨さを感じさせる。

私が久しぶりに、童謡を作ろうと発心したのも、
そうした実情が、あまりにも、濁りきった流れの中に、置き忘れられている状況である。

しかし、私は子供たちを信じ、日本民族の飛躍と将来を固く信じる。

この子供たちが、やがて大人になる頃には、おそらく世界は自然発生的に、その国境を撤廃し、全人類が一丸となって、愛情と信頼の平和の中に、画期的な文明を現出する時代が来るであろう。

その時に当たって、若い日本民族が世界に大きな役割を果たすことを信じ、いささかなりとも
今日子供の胸に、愛情の灯をつけておきたいのである。』

これを読んだとき、こみ上げてくる胸の思いを感じ涙が滲みました。
単純な単純な歌詞の中に熱い想いが入っていた。
それはこの歌を歌うとき、感じていたものとあまりにもリンクしていたから。
この歌詞の深いところにアクセスしたように思えてなりませんでした。

この歌を歌うとき、やはり今の子供たちの事を、どこかで考えていた。
こんな気持ちを持ってもらいたいなぁ〜
なんて思っていた。
作詞者の気持ちが歌の中に息づいている。

その気持ちは、今も昔も一緒だったんだと驚きました。
歌の中にちゃんと想いが根付いているんですね!
歳を重ねたと言う事でしょうか(笑)

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