2023年5月の歌「みかんの花咲く丘」

お知らせ

ハッピーシャワータイムの5月の歌は、「みかんの花咲く丘」です。

「みかんの花咲く丘」

加藤省吾 作詞
海沼 実 作曲

この曲は急遽できた曲だと言われています。
歌詞は海沼氏に急に頼まれ加藤氏、30分ぐらいで書き上げたとか。

作曲は伊東に向かう東海道線の中で作曲されたそうです。
すごいスピードです。

5月はみかんの花が咲く時期なんですね!

1.みかんの花が 咲いている
思い出の道 丘の道
はるかに見える 青い海
お船がとおく 霞んでる

2.黒い煙を はきながら
お船はどこへ 行くのでしょう
波に揺られて 島のかげ
汽笛がぼうと なりました

3.何時か来た丘 母さんと
一緒に眺めた あの島よ
今日もひとりで 見ていると
やさしい母さん 思われる

懐かしい曲です。
我々年代にとって・・・なのでしょうか?

昭和21年に 少女歌手、川田正子によって歌われた童謡「みかんの花咲く丘」はとても有名です。

私には 川田正子さんが歌っていた記憶はありませんが、母がよく口ずさんでいたので知っています。

なのでこの曲は、幼少期の母の姿と重なり、懐かしいのかも知れません。

「みかんの花咲く丘」が歌われた昭和21年と言えば、戦争が終わってすぐです。
食べる物もない。
住むところもない。
そんな多くの人々の心を明るくしてくれたことでしょう。

ただ、この歌詞も、昭和21年の時は「やさしい母さん」の部分に投書があって、「やさしい姉さん」と歌われていたそうです。
戦後間もない頃で、母を失った子供達がたくさんいたから、その歌詞の部分は悲しさが出て来たのでしょう。

戦争を知らない私であっても、3番の「やさしい母さん 思われる」の歌詞までくると、何故だか胸が熱くなります。
厳しい母でしたが、「やさしい母さん」に反応する私がいて・・・。なんででしょうね。。
不思議です。幼少期の思い出の中に突入して母を感じるのかも知れません。

毎年この時期に歌っているこの曲、皆さん「この曲大好き」とおっしゃいます。
きっと私だけではなく、皆さんの心の中に隠れている何かしらの懐かしい想いが、歌っていると自然に浮かび上がってくる・・・そんな曲なのかも知れません。

それはとても素敵なことだと思います。
そして、懐かしさの中に浸って歌っていただきたいと思います。

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