ハッピーシャワータイムの2022年3月の歌は、「仰げば尊し」です。
「仰げば尊し」
作詞・作曲者不詳
1.仰げば尊し わが師の恩
教えの庭にも はや幾歳
思えばいと疾し この年月
今こそ別れめ いざさらば
2.互いにむつみし 日頃の恩
別るる後にも やよ忘るな
身を立て名をあげ やよはげめよ
今こそ別れめ いざさらば
3.朝夕馴れにし 学びの窓
蛍のともしび つむ白雪
忘るる間ぞなき ゆく年月
今こそ別れめ いざさらば
明治17年に作曲されたとか。。。
この曲の原曲に対しては諸説いろいろあります。
でも、ずいぶん長く歌われてきました。
卒業式の定番曲は「仰げば尊し」と「蛍の光」だったのではないでしょうか?
正直なところ当時歌っていた頃、歌詞の意味について考えていませんでした(笑)
大人になって改めて思い起こしたと言う感じです。
時代にそぐわないと言われれば、それは明治時代からの時の流れはもちろんあります。
でも、その頃この歌詞にどんな意味が込められていたのか、ちょっと思い返してみるのもとても意味深い物があると思います。
1.仰げば尊し わが師の恩
教えの庭にも はや幾歳
思えばいと疾し この年月
今こそ別れめ いざさらば
一番は先生に対しての恩
「仰げば尊し」見上げるほど尊い
先生に対しての恩は振り返ればとても尊いものだった。
この学び舎に来てもう何年もたった。
思い起こせばとても早く過ぎてしまった年月。
別れるのは辛いけれど、今お別れの時が来た。
2.互いにむつみし 日頃の恩
別るる後にも やよ忘るな
身を立て名をあげ やよはげめよ
今こそ別れめ いざさらば
ニ番は友人に対しての恩
仲良く過ごした友人への日頃の恩
別れた後も忘れない
身を立て名をあげ尚一層励め
(自分の名前を汚さないように、や、信頼された人になりなさい、学びでえた恩を人に与えられるような人になる、等々)
別れるのは辛いけれど、今お別れの時が来た。
3.朝夕馴れにし 学びの窓
蛍のともしび つむ白雪
忘るる間ぞなき ゆく年月
今こそ別れめ いざさらば
三番は校舎(学びの環境)に対しての恩
朝夕に一緒に慣れ親しんだ校舎
「蛍のともしび積む白雪」これは蛍の光にも出てきますね。
昔は夏は蛍の光を集めて、冬は雪の明るさで勉強した。苦学しながら勉学に励んだとの意味です。
忘れることなどないだろ過ぎし日々
別れるのは辛いけれど、今お別れの時がきた。
いまは卒業式で歌わなくなりました。
でも、私達にとってはとても思い出深い曲です。
歌詞もとても愛おしく思ってしまうのです。
今でも歌うとその時が色鮮やかに蘇り胸に込み上げてくるものがあるのは、私だけでしょうか。。。
母校の写真を紹介します。
▲教会
今は敷地内に新しい教会も出来ています。
50年前は毎週「礼拝」の授業で丘の上の教会まで一歩一歩階段を上って通った懐かしい教会です。
▲大体育館
私の時代には敷地内にある幼稚部から大学まで、全ての卒業式や入学式がここで行われていました。